ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20070729

レミーのおいしいレストラン - Ratatouille


今回観たのは字幕版です。PIXER信者になってしまいそう。作り込みが半端無いですから。多分、もう1回観にいくと思う。端折られてるというより凝縮されてる感じで、すごく濃くて没入できる。買ってたドリンクを、映画に集中してて半分くら飲み忘れたくらいですから。終わり方も良かった。

恒例のショートフィルム『Lifted』は笑えた。

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20070618

300 (スリーハンドレッド)

文句なしに必見。R15で暴力表現たっぷりなので、血とかダメな人は気をつけて。

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20070507

バベル Babel


アカデミー作曲賞を獲ったらしいですが、確かに良い楽曲だった。ジワーッと沁みる感じ。映画全体もジワーッと。「考えて、感じろ」

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20070415

デジャヴ Deja Vu

オススメ度: A
未来と過去を結ぶ数々の伏線に、ハラハラドキドキ。主人公が超能力の類で過去を見るのかと思ったら、SFの類でした。とまれ、最後の一瞬まで気が抜けない、良作。ラストシーンの締め方は、大好きです。
それから、やっぱりデンゼル・ワシントンさんはいいですね。うまい。

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20070311

バッテリー

オススメ度: Aこれはいい。泣けた。
物語の舞台が中学野球だから、
必然的に子役ばかりになるわけで、
ちょっと懐疑的だったんですけど、
杞憂でした。
ちゃんと野球が出来る子をオーディションで選んだらしく、
それが功を奏して、いいまとまり具合です。
野球をするシーンがナチュラルだから、そのナチュラルさが
いい感じで他のシーンにも伝播していってる感じ。

練習試合前日のシーン群は、グッと来たなぁ。
丘の上での原田巧×中倉豪も、病室での原田夫婦も。
いや、試合当日もキたけど、それ以上に前日の方が。

ちなみに、一番ナチュラルでなかったのは、
天海祐希さんが驚くシーンかもしれない。

ところで、ひょっとすると、
「岸谷五朗さんが主人公の父親役だと泣ける」
っていう法則?
まだ2作品でしか実績ないですけど。
(もう1作は『タイヨウのうた』)

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20070225

世界最速のインディアン The World's Fastest Indian

オススメ度: A楽しかった!
思わず「おおっ!」とか声上げながら観ちゃいました。
けっこう大声で笑ったし。
近くに他の観客がいなくてよかった。
こういう映画に出会うと、
「映画好きで良かった」と思えます。

速度記録車の話ですから、
スピード感抜群ですよ。ホント。
このスピード感は期待以上。

バイク好きでなくても、きっと楽しい。
スポーツ観戦が好きな人は楽しめそう。

強いて難癖つけるなら、
いい人が多過ぎだろう、とか、
字幕(by T田さん)が所々微妙、とか、
スピードは字幕でもマイル表示にした方が良かったんじゃ? とか、
その程度。

オススメです。

ちなみに、
『インディアン』はバイクの名前で、
主人公がネイティブアメリカンというわけではありません。
インディアンを駆るのは、
ニュージーランドのプレイボーイな老人。

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20070128

幸せのちから The Pursuit of Happyness

オススメ度: A-最初に断っておきますが、
原題にある "Happyness" は、
タイトルとしてはこれで合ってますので。
ほんとは、"Happiness" が正しい綴りですが。

アクションやサスペンスではないのに、
観ている間、何故かワクワクしました。
それでも、ちょっと期待しすぎたかな、と。
面白かったし、隙はないし、
ラストシーンもジワーッと来ましたけど、
もっとガッツリ来てほしかった。
昨年度のアカデミー作品賞『クラッシュ』くらい泣きたかった。

そういえば、
主人公クリス・ガードナー(byウィル・スミスさん)の妻役の人、
『クラッシュ』にも出てたタンディ・ニュートンさんだった。

ちなみに、
本作の予告編に感化されて、
ルービックキューブを始めました。
私もなんとか6面そろえられるようになりましたけど、
劇中のクリスは、当然攻略本なんかも無しで、
自力で解いてますから、スゴすぎ。
本編を観て、始めたくなる人もいるかも。

あ、なんか否定的なコメントも並んでしまいましたけど、
かなりオススメですよ。

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20070121

それでもボクはやってない

オススメ度: A予告編は、いかにもコメディみたいなノリで作られてますけど、
そういうのを期待していくと違います。
でも、面白い。これぞ映画、って感じ。
演出に隙がないから、浸れるし。
隙があると「作られた映像だ」ということを意識させられて、
現実に引き戻されちゃうんですよね。
あれは興醒め。

静かで、時間と空間を広く使って、
観客に考える時間を与えながらも、
その「考え」が監督の意図に近いところにもっていかれる。
素直に観れば、そうなるはず。

また主演の加瀬亮さんが、いいですね。
主人公の金子徹平は「26歳フリーター」って設定ですけど、
すっごいそれっぽい。その辺にいそう。
こういう、その辺にいそうなキャラを演じるのは、
ヒーローを演じるより難しいんじゃなかろうか。
そして、こんなキャラを主人公に据えるのも、
難しいですよね。

予告を何度か観た人は、
最後の判決のシーンまでに出てきてないカットの存在に気づいて、
主文の内容が予測できてしまうでしょう。
そこが残念でした。

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瀬戸朝香さん演じる弁護士が、金子を弁護するんですけど、
彼女、最初は金子に対して懐疑的なんですよ。
その態度が次第に変化して、
無罪を勝ち取るために尽力する姿には、
ちょっとグッと来ました。

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20061210

硫黄島からの手紙 - Letters from Iwo Jima

オススメ度: A
この評価は、『父親たちの星条旗』の分も込みです。
いわば、表裏一体。
『父親たちの星条旗』の方では、日本軍が影のような存在でしたが、
今作は、その逆パターン。
『...星条旗』のほうが、記録映画的な側面が強く感じられましたが、
今作の方は、フィクショナルな要素が多いような気がする。
やはり、生存者が少ないせい?

栗林中将by渡辺謙さんと、西中佐by伊原剛志さんは、かっこよすぎ。
それと対極的に、伊藤中尉by中村獅童さんはかっこわるすぎ(誉めています)。
というか、伊藤中尉の後半の行動は、笑うところですよね?
西郷by二宮和也さんは、ストーリーテラー的な役割ってことかしら?
栗林中将と西郷とのやり取りは、必見です。

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カッコいいところは、特に言及することもないと思います。
「敗走するくらいなら自決」という選択ではなく、
「合理的な判断としての自決」を選んだ栗林と西。
それを別にしても、
勝てないことがわかっていながら、
「我が子らが1日でも長く安泰に暮らせるなら、
我々がこの島を守る1日には意味があるんです!」
と最善を尽くそうとする栗林中将が、
カッコ良くないはずがありません。

で、翻って伊藤中尉。
後半、部下を本隊に返して、
一人で対戦車地雷を抱えて特攻に飛び出すんですけど、
米軍の戦車に(というか兵士にすら)遭遇できずに、
最後には捕虜になる、っていう体たらく。
飛び出したあとのシーンでは、
ほとんど寝転んでただけのような気も...。
あれは、投降するための高度な演技?(笑)

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20061126

父親たちの星条旗 - Flags of Our Fathers

オススメ度: (TBD)(『硫黄島からの手紙』レヴューはこちら)
この作品の評価は『硫黄島からの手紙』と併せてすべきだと思うのですが、
ひとまず、現時点での感想を。

戦場のシーンにおける臨場感、現実感は抜群です。
そういう意味では、下手なホラー映画より心臓に悪いかもしれない。
でも、この映画はそうじゃないといけないな、とも思う。
とりあえず、『硫黄島からの手紙』を観る気でいる人は、
今作も必須で観ておかないと。

個人的には、
アダム・ビーチさんは、同じく第二次大戦が舞台の映画
『ウィンド・トーカーズ』にも出ていたなあ、とか、
それを言ったら、
中村獅童さんは『男たちの大和』に出てたし、
渡辺謙さんは『SAYURI』に出てたか、とか、
よく似た人間は世界に3人いるってことか、と、
別に気にすることじゃないような細かいことも気になりつつ。

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20060812

時をかける少女(4回目)

オススメ度: A+(『トキカケ』鑑賞記その1その2その3
4回目ともなると、
最早、ネタとして観に行っていると思われても
仕方のないレベルですが、
観たいんだから、しょうがない。

で、実は、
私が住んでいる県内では、
上映が終了してしまいました。
来週には、同県内の別の映画館で上映開始ですが、
それまで待ちきれないので、
新幹線に乗って、観てきました。

つまり、ここまでして観たい、
と思えるだけの魅力があるってことです。
こんなにいい映画なのに、
上映館が少ないのが、残念でならない。
こうして、何度も観られる環境にある私は、
ラッキーです。

今回は、土地柄のせいか、
上映時間帯のせいか、
観客のリアクションがわりと大きくて、
笑えるシーンでは、しっかりざわついてました。
シアタも、いつも行ってる最新設備のところと違って、
なんだか、ちょっと懐かしい感じの造りで、
けっこう大きなシネコンなのに、和みました。

床ゴロン4

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20060810

ソウ - Saw

オススメ度: ADVDも持っている『SAW』。
映像がクールで、好みのタイプです。

主人公のゴードン医師とアダムがおかれた
あのシチュエーションは、ホントに怖いです。
「逃げたければノコギリ(Saw)を使って、
 鎖ではなく足を切って逃げろ」って状況で、
冷静でいられようか?(反語)
そして、ゴードンの最後の決断に涙。
直後の真犯人『ジグソウ』登場で、驚愕。
最期のアダムの絶叫は最早、痛快ですらある。

結末は、意外とか、騙された、とか、
そういうレベルの話じゃないです。
サッカーの試合をしてたつもりなのに、
走者一掃の3塁打で逆転サヨナラを決められたような感じ。
だから、人によってはツマラナイ映画かも。

ジグソウの、これまでの標的の話も出てきますが、
これまた痛そう!
カミソリだらけの部屋とか、
時限式口裂け女マシン(?)とか。
生きながらにして腹を裂かれた人は、
『踊る大捜査線 the movie』でもいましたね、
そういえば。
この辺は、言ってみれば刺身のツマみたいなもので。
というよりも、
こういうシーン群で、観客の冷静さを奪おう、
という魂胆?
だとしたら、私はまんまと乗せられました。

床ゴロン3

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20060806

カーズ(吹替版2回目) - Cars

オススメ度: A+
official web site(静かなBGM付き)
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吹き替え版字幕版を1回ずつ観た『カーズ』を、
また観てきました。

いいものは、何回観てもいい!

まだまだ観たいですね。
というのも、
クルマをモチーフにした隠しアイテム(?)を、
探し足りないから。
今回、新たに、テールランプ型の花に気がつきましたが、
まだまだありそうな予感。

あ、観るなら、できればデジタル上映で。
夜景とか、ボディの映り込みとか、
キレイすぎ。

ああ、早くDVD化されないかなぁ。

あーつーいー

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20060805

時をかける少女(3回目)

オススメ度: A+すでに2回観ましたが(1回目、そして2回目)、
懲りずに、また観に行ってきました。
私が通ってるシネコンでは、
朝一番か、深夜の上映しかなかったので、
今朝は、早起きして。

回を重ねるごとに、観客が多くなってる気がするのは、
思い過ごしでしょうか?
今回なんか、朝8時台からの上映回だったのに。
口コミで(?)、面白いってことが広まってるのかな、
と、うれしくなります。

たいていの作品は、何回も見ると、
次第に感動が薄れるはずなんですけど、
『時をかける少女』は例外。
「3回目の7月13日午後4時の踏切」シーンは、
何度でも私の胸を鷲掴みます。
「嗚呼! 真琴が彼らとすれ違った瞬間が!!!」←My心の声

最後のタイムリープのシーンも、大好き。
その決断の、揺るぎなさが。

あ、そうそう、やっぱり、
紺野真琴には高いシンクロ率で感情移入してる、
ということでファイナルアンサ。

ていうかですね、この映画はアニメで正解。
実写じゃ、わざとらしくなっちゃって、
萎えそう。

ドアップ

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20060730

宇宙戦争 - War of the Worlds

オススメ度: A-去年の今頃、超話題だった『宇宙戦争』。
正直、オチとか、ラストシーンとか、
前時代的な宇宙人描写はイマイチでしたけど、
ダコタ・ファニングさん演じるレイチェルに感情移入すると、
非常に怖い映画です。
この作品を劇場で観られた私は幸運です。

まず序盤、
宇宙人による虐殺シーンを目の当たりにした
レイチェルの叫びと表情にやられました。
そのあともレイチェル目線で観ていくと、
車で避難中に、徒歩の避難者たちによる略奪に遭うシーンは、
人間の嫌な面を見せつけられて、ホントに怖かったですし、
トム・クルーズ演じるお父さんは、ホントに頼もしく見えました。

猫生相談中

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20060728

時をかける少女(2回目)

オススメ度: A早くも2回目を観てまいりました、
時をかける少女』。
ちょっとした常習性があります。
というか、紺野真琴に惚れた?
どっちかというと、
彼女に感情移入してると思ってたんですけど。

2度目でも、心に響くなぁ。
1回目と違って、展開がわかってるので、
響く心構えができるのがいい。
そして、展開がわかっていても、泣ける。

ああ、それから、
「魔女おばさん」こと芳山和子も、いい。
ああいうキャラを目指したいです。

追伸: 3回目を観てきました。

置物みたいPart2

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20060723

時をかける少女

オススメ度: A原田知世さん主演でヒットした1983年の作品の
続編的なアニメーション映画です。
より正確には、原作小説の続編的、というべきですが。
舞台は、現代の東京です。

奔放な女子高生・紺野真琴が時間を跳躍する能力を得て、
最初は、やりたい放題やるわけですが、
その過程で、大事なことに気づいて、
少女は一回り成長することになるわけですよ。

アニメなんで、いかにもアニメっぽいところもありますけど、
いい空気感が好みです。
下手な実写映画より現実的ですし。
なにより「描きすぎない」ところがいいです。
単に話を端折ってるわけじゃなくて、
うまいこと観客の想像力をかき立てる演出で、
シーンとシーンの間とか、登場人物の将来のこととかに、
自然と思いを巡らせられるんです。
そして、切ない余韻。
これは、何度でも味わいたいです。
なので、また観るかも。

しかし、私が行った劇場では昨日公開だったのに、
いやにお客さんが少なかったな…。
みんな『パイレーツ・オブ・カリビアン』の方?

超細かいツッコミをしておくと、
交叉点にある進行方向を指示する道路標識に「ここから」はありえない。

追伸: もう1回観ました。
____3回目も観てきました。

「クリップがうまくつかめにゃい…」

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20060722

[DVD] スタンドアップ - North Country

オススメ度: A+劇場でも観たんですが、
DVDで観直したので、感想をば。
ざっと映画の概要を話しておくと、
アメリカで初めてのセクハラ訴訟の実話に基づいた物語。

労働組合の大会での、主人公の父親のセリフが、
私の泣きのツボにピンポイント爆撃です。
これをきっかけにハッピーエンディングに邁進かと思いきや、
そうは問屋が卸さない(表現古ッ!)。
もう一波乱あるんですけど、
その法廷でのシーンでの演出が、うまいなぁ。
セリフに頼らず、うまく映像をつないでくところが、
好感触です。

それから、劇場で観たときには見逃してたんですが、
セクハラする側である男性従業員の中にも、
その行為に対する葛藤する姿がけっこうあって、
リアルでいいですね。

DVDには、劇場未公開シーンもいくつか収録されてたんですけど、
そのうち一つは、本編で使ってほしかったです。

置物みたい

ラベル: ,

20060720

炎のメモリアル - Ladder 49

オススメ度: A邦題が、ちょっとorzな感じですけど、
中身は、いいですよ。
1年以上前の作品について、こんなこというのも何なんですけど、
これは、シアター向き。
シアターで観るのは諦めてもらうとしても、
一見の価値ある映画です。
9.11テロで殉死した消防士へのリスペクト、
ということなんですが、
直接的な手法ではないところに好感。
1人の人間としての消防士が、
リアルに描写されています。

なにより、ジョン・トラボルタさん演じる隊長のスピーチが、
素晴らしいです。
映画の構成としても、このスピーチ重視な感じで。
言葉でグッとくる、っていうのは、
私としては、わりと珍しい感じなんですけど。

みなもさん、ダレすぎです。特に右足。

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20060717

ミュンヘン - Munich

オススメ度 - A「真の、平和とは」ですよ。
意外だったのは、R-15 ではなく PG-12 だったこと。
かなりの残虐シーンもあったのですが、
これは、映倫の良心ということでしょうか?

長く余韻が残る作品ですね。
ああ、つまるところ、
復讐が何を生むのか(反語)、という話です。

すいません、
あまりうまい言葉が浮かばないので、
とりあえず観てみてください。
百聞は一見にしかず。

前もこんな画使ったな…

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