ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20060723

時をかける少女

オススメ度: A原田知世さん主演でヒットした1983年の作品の
続編的なアニメーション映画です。
より正確には、原作小説の続編的、というべきですが。
舞台は、現代の東京です。

奔放な女子高生・紺野真琴が時間を跳躍する能力を得て、
最初は、やりたい放題やるわけですが、
その過程で、大事なことに気づいて、
少女は一回り成長することになるわけですよ。

アニメなんで、いかにもアニメっぽいところもありますけど、
いい空気感が好みです。
下手な実写映画より現実的ですし。
なにより「描きすぎない」ところがいいです。
単に話を端折ってるわけじゃなくて、
うまいこと観客の想像力をかき立てる演出で、
シーンとシーンの間とか、登場人物の将来のこととかに、
自然と思いを巡らせられるんです。
そして、切ない余韻。
これは、何度でも味わいたいです。
なので、また観るかも。

しかし、私が行った劇場では昨日公開だったのに、
いやにお客さんが少なかったな…。
みんな『パイレーツ・オブ・カリビアン』の方?

超細かいツッコミをしておくと、
交叉点にある進行方向を指示する道路標識に「ここから」はありえない。

追伸: もう1回観ました。
____3回目も観てきました。

「クリップがうまくつかめにゃい…」

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