ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20070228

index 2007年2月

20070225

世界最速のインディアン The World's Fastest Indian

オススメ度: A楽しかった!
思わず「おおっ!」とか声上げながら観ちゃいました。
けっこう大声で笑ったし。
近くに他の観客がいなくてよかった。
こういう映画に出会うと、
「映画好きで良かった」と思えます。

速度記録車の話ですから、
スピード感抜群ですよ。ホント。
このスピード感は期待以上。

バイク好きでなくても、きっと楽しい。
スポーツ観戦が好きな人は楽しめそう。

強いて難癖つけるなら、
いい人が多過ぎだろう、とか、
字幕(by T田さん)が所々微妙、とか、
スピードは字幕でもマイル表示にした方が良かったんじゃ? とか、
その程度。

オススメです。

ちなみに、
『インディアン』はバイクの名前で、
主人公がネイティブアメリカンというわけではありません。
インディアンを駆るのは、
ニュージーランドのプレイボーイな老人。

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どろろ (PG-12)

オススメ度: C+予告編で見せすぎ。
そのおかげで「この展開なら、次はあのシーンか」と
すごい冷めた見方になってしまった。
それを差し引いても、部分的に安っぽい。
怪物たちが子供騙しな稚拙さで、
そのくせPG-12なので子供は気軽に観られない、
という意味不明さ。

百鬼丸のキャラ不統一感も、ちょっと気になる。
ひょっとして、いろんなエピソードをつめこみすぎ?

まあ総じて、役者さんの演技は良かったので、
役者さんを観るつもりで行きましょう。
もしくは、Mr.Children『フェイク』を聴きに。
あ、そういえば、殺陣もカッコよかった。
ただし、人対人限定で。

さて、
あのエンディングは、続編作る気なんでしょうか?

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20070222

守護神 The Guardian

オススメ度: B-海難ものというと、
ついつい『海猿』を思い出してしまいます。
ただあれとは違って、焦点は教官のほう。
教官といっても、
現場で怪我してリハビリ代わり(?)に臨時講師をすることになる、
というお話。
後半は現場復帰して、現場でクライマックス。

とはいえ、後半のクライマックスよりも、
学校篇のほうが泣けたんですけど。
落ちこぼれ系生徒・ホッジが訓練でGJ!なシーンで。
後半のクライマックスもよかったんだけど、
予告編で見せられ過ぎてたのと、
「ちょっと編集しなおしてほしいなぁ」と思いながら見てしまったせいで、
そこまでハラハラしなかったし、感情移入できなかった。
いや、カッコよかったけど。

本作のような寓話的エピローグは好みです。
最後、微笑んで帰れました。
微笑ましいといえば、
ランドール(byケビン・コスナーさん)の負けず嫌いさとか、
そういうところがかわいいな、とか思ったり。

LIMIT OF LOVE 海猿』のほうで満足だった人なら、
十分以上に楽しめると思う。
『海猿』(LIMIT...じゃないほう)ほどのものを期待すると、
裏切られるかもしれない。

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20070212

墨攻 A Battle Of Wits

オススメ度: Cアンディ・ラウさんはカッコいいけど、
見所はそれだけかも。
カット割りがイマイチなんですよね...。
最たる例を挙げれば、
弓隊長を決める勝負のシーン。
的の位置が、観客には解らないまま勝負が始まっちゃって、
最後の一射のカッコ良さがちっとも引き立たない。
それ以外にも、
「ここをもうちょっと変えれば...」ってシーンが満載で、
映画を勉強する教材としてはいいかも。

「10万の敵にたった一人で挑んだ男」ってキャッチコピーも、
ちょっとJAROに訴えたい感じ。

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ディパーテッド The Departed (R15)

オススメ度: C...つまらん。
端折りすぎ。カット割りが変。
おかげで、話の流れが細切れにされてます。
予告編の方が、ハラハラした。
ええ、つまり、
予告編以上のハラハラ感はないので、
そのつもりで観てください。
キャストがいいだけに、勿体ない。
字幕が微妙なところもあったし...。

まあ、一番最後のあたりの、
裏切りに次ぐ裏切り、っていう展開は、
ちょっと良かったかな。

オリジナルは面白いんでしょうね、きっと。

追記: 『ディパーテッド』がアカデミー作品賞??? ありえねえええ!


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