ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20070121

僕は妹に恋をする (PG12)

オススメ度: B-フツウに鑑賞したんですが、左写真右上のポストカードがもらえました(私が観た劇場のみのサービスの可能性もありますが)。ポスタと同じデザイン。左上は前売り券の半券、下は前売り特典の「シロツメクサ・チャーム」。

中高生風女子の観客が多かった。
多かったというか、ほとんどがそうだったっぽい。
さすが松本潤さん、といったところか。

頼(by松本潤さん)と郁(by榮倉奈々さん)が
こんなに超両思いとは知らなかった。
ちょっと物語の展開は駆け足過ぎるか。
多分、原作のいいシーンを継ぎ接ぎしてるんだろうな。
でも、演出が胸にキュンキュン来るので、
その感じだけでも見る価値ある。

めちゃくちゃ長い長回しの告白シーンは、必見。
切なくて息が詰まりそうだった。
そして、そのシーンを演じきった主演二人に拍手。
この長回しもそうですが、
時空の使い方が好みのタイプな演出。
いろいろ考えさせられます。
かなり静かな映画なので、
ファスナがいっぱい付いた服を着ていかないようにしましょう。

ロマンチストには、お勧めです。
リアリストは、鼻で笑うと思う。
リアルで年齢の近い異性の兄弟姉妹がいる人は、
複雑な気分になるか、
拒絶反応を示すかのどちらか。

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ところで、矢野の「本当に好きな人」って、頼?
ちょっとパンフレットを立ち読みしたら、
頼と矢野の二人がケータイで写真とってるカットが載ってて、
その撮った写真を矢野が満足げに観ているシーンはあったものの、
撮るシーンは本編では使われなかったようで。

純粋に、兄妹二人の心の動きにフォーカスしたかった、
ということか。
そのために、余計なシーンはなるべく排除、と。

...つーか、頼、モテモテじゃん。
いいなあ。

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