20061130
20061126
父親たちの星条旗 - Flags of Our Fathers
オススメ度: (TBD)(『硫黄島からの手紙』レヴューはこちら)
この作品の評価は『硫黄島からの手紙』と併せてすべきだと思うのですが、
ひとまず、現時点での感想を。
戦場のシーンにおける臨場感、現実感は抜群です。
そういう意味では、下手なホラー映画より心臓に悪いかもしれない。
でも、この映画はそうじゃないといけないな、とも思う。
とりあえず、『硫黄島からの手紙』を観る気でいる人は、
今作も必須で観ておかないと。
個人的には、
アダム・ビーチさんは、同じく第二次大戦が舞台の映画
『ウィンド・トーカーズ』にも出ていたなあ、とか、
それを言ったら、
中村獅童さんは『男たちの大和』に出てたし、
渡辺謙さんは『SAYURI』に出てたか、とか、
よく似た人間は世界に3人いるってことか、と、
別に気にすることじゃないような細かいことも気になりつつ。
この作品の評価は『硫黄島からの手紙』と併せてすべきだと思うのですが、
ひとまず、現時点での感想を。
戦場のシーンにおける臨場感、現実感は抜群です。
そういう意味では、下手なホラー映画より心臓に悪いかもしれない。
でも、この映画はそうじゃないといけないな、とも思う。
とりあえず、『硫黄島からの手紙』を観る気でいる人は、
今作も必須で観ておかないと。
個人的には、
アダム・ビーチさんは、同じく第二次大戦が舞台の映画
『ウィンド・トーカーズ』にも出ていたなあ、とか、
それを言ったら、
中村獅童さんは『男たちの大和』に出てたし、
渡辺謙さんは『SAYURI』に出てたか、とか、
よく似た人間は世界に3人いるってことか、と、
別に気にすることじゃないような細かいことも気になりつつ。
20061119
トゥモロー・ワールド Children Of Men
オススメ度: B-面白い、というか、頑張ったな、と思った。
話の展開自体は、ありがちというか、
それほどヒネリはなかったです。
強いていうなら、主要登場人物が、
意外なタイミングで死ぬことくらいか。
長回しの多用とか、カメラのレンズに血のりがついたりとか、
そういうところが、映像のリアルさを引き出していて、
良かったです。
そのリアルで殺伐とした戦場のシーンから一転、
子供のために道をあける人々の表情に、
ジワーンと涙が。
この映画の意図が伝わります。
できれば、エンディングの最後まで席を立たないでくださいね。
音だけで、いい演出をしています。
あと、車好きとしては、
こういう近未来もので撮影に使われる車を見るのは楽しいです。
ムルティプラ(前期型)は、こういうときは使いやすいよね、とか、
アヴァンタイム(2ドアクーペ)のドアぶった切って
4ドアにしちゃってるよ...、とか、
細かくツッコミながら観ました。
そういえば、アクセラがスクラップになってたような...。
何となく、映画のイメージに合う感じ?
話の展開自体は、ありがちというか、
それほどヒネリはなかったです。
強いていうなら、主要登場人物が、
意外なタイミングで死ぬことくらいか。
長回しの多用とか、カメラのレンズに血のりがついたりとか、
そういうところが、映像のリアルさを引き出していて、
良かったです。
そのリアルで殺伐とした戦場のシーンから一転、
子供のために道をあける人々の表情に、
ジワーンと涙が。
この映画の意図が伝わります。
できれば、エンディングの最後まで席を立たないでくださいね。
音だけで、いい演出をしています。
あと、車好きとしては、
こういう近未来もので撮影に使われる車を見るのは楽しいです。
ムルティプラ(前期型)は、こういうときは使いやすいよね、とか、
アヴァンタイム(2ドアクーペ)のドアぶった切って
4ドアにしちゃってるよ...、とか、
細かくツッコミながら観ました。
そういえば、アクセラがスクラップになってたような...。
ブラック・ダリア Black Dahlia
20061112
サンキュー・スモーキング - Thank You For Smoking
20061105
デスノート - The Last Name
オススメ度: D-ちょっとした拷問でした。
こんな最低な映像を2時間も見せられるなんて...orz
前編と合計で4時間か...
10000ピースのジグソーパズルから100ピースだけ抜き出して、
無理矢理一枚画にした感じとでも言いましょうか。
いろいろと細かいフィーチャーは原作からとってきてますけど、
だから何?って感じ。
チョコレートはメロ、お面はニアだろ?とか、
ツッコんでほしいわけ?
前編のときも書きましたけど、
演出が平板すぎるんですよね。
観ながら、さらに演出する方向性を模索していました。
勝手に監督気分。
というか、「これ、編集前でしょ?」とか言いたくなる。
脚本もヒドいんですけどね。
原作では、いわゆる心の声、というか、
読み合いの応酬が面白いわけですけど、
その辺はばっさりカット。
一番許せないのは、
原作単行本7巻『二択』の回でのレムの葛藤が、
0.1μgも再現されていないこと。
もっとヒドいのは、
解説のようなセリフや脚本家の考察みたいなセリフを
役者にしゃべらせているという悪逆。
というか、半分以上のセリフが「解説」だった気がする。
あと、セットとか小道具も、詰めが甘いなあ。
デスノートは「普通の大学ノート風」ということになってるのに、
映画では、妙にしっかりとした装丁のノートを使っているのは、
どーなの。
そのくせ役者が「フツウの大学ノート」とか言っちゃってるのは、
白々しい。
セットは子供っぽ過ぎる。
というか、均質過ぎる。
もっと、高級そうなところは高級そうに、
安っぽいところは安っぽく、
メリハリを付けて作ってほしい。
詰めが甘いのは、脚本もか。
いつの間にか心臓麻痺以外でも殺せることが
暗黙の了解みたいになってたりするし。
ほかにも、「それはないだろ...」と
溜め息をつきたくなるゴッコ遊びレベルのセリフもちらほら。
ホントにむかつくので、
今回のレヴューは公式サイトへのリンクも無しです。
あしからず。
こんな最低な映像を2時間も見せられるなんて...orz
前編と合計で4時間か...
10000ピースのジグソーパズルから100ピースだけ抜き出して、
無理矢理一枚画にした感じとでも言いましょうか。
いろいろと細かいフィーチャーは原作からとってきてますけど、
だから何?って感じ。
チョコレートはメロ、お面はニアだろ?とか、
ツッコんでほしいわけ?
前編のときも書きましたけど、
演出が平板すぎるんですよね。
観ながら、さらに演出する方向性を模索していました。
勝手に監督気分。
というか、「これ、編集前でしょ?」とか言いたくなる。
脚本もヒドいんですけどね。
原作では、いわゆる心の声、というか、
読み合いの応酬が面白いわけですけど、
その辺はばっさりカット。
一番許せないのは、
原作単行本7巻『二択』の回でのレムの葛藤が、
0.1μgも再現されていないこと。
もっとヒドいのは、
解説のようなセリフや脚本家の考察みたいなセリフを
役者にしゃべらせているという悪逆。
というか、半分以上のセリフが「解説」だった気がする。
あと、セットとか小道具も、詰めが甘いなあ。
デスノートは「普通の大学ノート風」ということになってるのに、
映画では、妙にしっかりとした装丁のノートを使っているのは、
どーなの。
そのくせ役者が「フツウの大学ノート」とか言っちゃってるのは、
白々しい。
セットは子供っぽ過ぎる。
というか、均質過ぎる。
もっと、高級そうなところは高級そうに、
安っぽいところは安っぽく、
メリハリを付けて作ってほしい。
詰めが甘いのは、脚本もか。
いつの間にか心臓麻痺以外でも殺せることが
暗黙の了解みたいになってたりするし。
ほかにも、「それはないだろ...」と
溜め息をつきたくなるゴッコ遊びレベルのセリフもちらほら。
ホントにむかつくので、
今回のレヴューは公式サイトへのリンクも無しです。
あしからず。
20061103
16ブロック - 16 Blocks
オススメ度: Bブルース・ウィリスさん演じる刑事が孤軍奮闘、と言えば、
『ダイ・ハード』が真っ先に思い出されますけど、
ああいう派手なのじゃないですよ。
今回、彼が演じる刑事ジャックは、
足が悪くて、飲んだくれで、年下の上司に顎で使われる、
いかにも、冴えないヤツ。
なにせ、モス・デフさん演じる証人エディの護送を始めた直後に、
車を停めてどこに行くかと思ったら、
酒を買いにいくような刑事ですから。
(あ、そのとき頭痛薬を一緒に買ったところで、
『ダイ・ハード』を思い出して笑えましたね。)
それなのに、カッコいい。
護送されるエディは、ホントにいいヤツなんですよ。
ケーキのレシピを書いたノートを宝物のように大事にして、
ケーキ屋を出すのが夢だっていう。
それに対して、
エディを消そうとする刑事フランク(byデイビット・モースさん)が、
ホントに嫌なヤツ。自己中で。
その辺の対比から、
冴えないジャックの正義感が火をつくわけで、
そこにいたる表情とか、視線の動きとか、
そういうところで魅せられます。
さらに、ラストのジャックの決断が、いい。
ついでに、狙撃手GJ!
さらにエピローグも、好みのタイプなんですよ。
「エディとジャックの...」ってところで、
ちょっとホロリ。
見終わってから数日は、この映画のことを思い出しては、
ホワンとあたたかい気分になっていました。
唯一、難を挙げるとするなら、
引きの画をもうちょっと使ってほしかったかな、
ってとこくらい。
『ダイ・ハード』が真っ先に思い出されますけど、
ああいう派手なのじゃないですよ。
今回、彼が演じる刑事ジャックは、
足が悪くて、飲んだくれで、年下の上司に顎で使われる、
いかにも、冴えないヤツ。
なにせ、モス・デフさん演じる証人エディの護送を始めた直後に、
車を停めてどこに行くかと思ったら、
酒を買いにいくような刑事ですから。
(あ、そのとき頭痛薬を一緒に買ったところで、
『ダイ・ハード』を思い出して笑えましたね。)
それなのに、カッコいい。
護送されるエディは、ホントにいいヤツなんですよ。
ケーキのレシピを書いたノートを宝物のように大事にして、
ケーキ屋を出すのが夢だっていう。
それに対して、
エディを消そうとする刑事フランク(byデイビット・モースさん)が、
ホントに嫌なヤツ。自己中で。
その辺の対比から、
冴えないジャックの正義感が火をつくわけで、
そこにいたる表情とか、視線の動きとか、
そういうところで魅せられます。
さらに、ラストのジャックの決断が、いい。
ついでに、狙撃手GJ!
さらにエピローグも、好みのタイプなんですよ。
「エディとジャックの...」ってところで、
ちょっとホロリ。
見終わってから数日は、この映画のことを思い出しては、
ホワンとあたたかい気分になっていました。
唯一、難を挙げるとするなら、
引きの画をもうちょっと使ってほしかったかな、
ってとこくらい。