ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20060711

容疑者 室井慎次 - The Suspect, Muroi Shinji

「配役が大局的最適解」度 - 10点(10点中)昨夏の作品ですが、
大好きな『容疑者 室井慎次』が今日のお題です。
大好きなわりには、まだDVD買ってないですけど。

何が素晴らしいって、キャスティングが、最高。
あれ以外、無い、と思いますし、
出演者たちが、役と同化したように感じるほど。
で、今回は、脚本書いてる君塚良一さんが監督でしょう?
間の取り方とか、完璧。
ちょっと「象徴的すぎる」ようなシーンもありました
(灰島弁護士事務所でのシーンとかは、
ちょっと演劇っぽすぎた)けれど、
作品の魅力が損なわれるようなことはありません。

なにより、ちょっとした仕草とか、
去り際の何気ないセリフとかが、
隅々まで『踊る大捜査線』を感じさせる。
そんな映画。

それと、『踊る』シリーズは、予告編が絶妙です。
この作品の場合も、一見すると、
「ちょっと見せすぎかな?」と見える感じだったんですけど、
全然そんなことなくて、
むしろ、その予告編のおかげで、さらに気分が盛り上がるような。

「ここが見所」みたいなポイントが挙げられないんですよ。
むしろ、「全部、見所」と言いたい。
ベタ褒めすぎですかね?

床がひんやり

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