ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20060910

[ヒッチコック] サイコ - Psycho

映画好きの端くれとして、この名作を見てないのは恥だろう、
と思い立って、近所のレンタルビデオ店で借りてきました。

時代を感じさせる安っぽさはありますが、
カメラワークとか演出とか、唸らされます。
私は、あまり直接的な描写は好きではないので、
その辺がぴったりとマッチしたのも良かったのかも。
物語にも自然と引き込まれていて、
2時間近くもあったようには感じませんでした。
最後のネタバラし的な解説シーンでも、
男(刑事?)が一人でずっとしゃべってた割りには、
映像の巧さのおかげか、
そんなに冗長な印象を受けませんでしたね。

推理小説も多少嗜んでいる私にとって、
オチ自体は、それほど意外ではなかったですが、
持っていき方にやられました。
監督の狙い通りに思考させられた感じ。
でも、嫌な気はしません。

どこ隠れてんですか。というか、隠れてるつもり?

ラベル: ,