ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20060520

ダ・ヴィンチ・コード - THE DA VINCI CODE

公式サイト
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話題作ですんで、公開初日の、しかも朝イチの上映を狙って観てきました。
もっと混雑してるかと思いきや、意外と空いててラッキー。

私は原作のほうは未読。
「原作を読んでからのほうがいい」というような評判も耳にしましたけど、
読んでなくても大丈夫でした。
小説原作の映画って、詰め込みすぎになりがちなんですけど、
『ダ・ヴィンチ・コード』の場合は、
詰め込みすぎをそれほど意識させない、ギリギリの詰め込み具合。
いや、一部、急展開過ぎる、というか端折りすぎなところもあったかな?
たまに、突然に話題が転換することも。
観客が、観ながら謎解きに挑もうとすると、映画として楽しめないな、
と思うくらいの密度ですね。
あくまで、主人公たちによる謎解きを傍観するほうが楽しめるかと。
というか、映画自体が傍観させる作りになってます。
あんまり、のめり込めないな、と。

しかし、この映画の予告編は、ちょっとどうなのかなぁ。
映画の方向性を勘違いしかねない繋ぎ方になってたんですけど。
主人公たちは、あの予告編から予想されるような窮地には立たされません。
それから、ネット上とかで見られるあらすじの文章とかも、微妙。
ダ・ヴィンチの絵自体に何か暗号が隠されてるように読める文章を目にしますけど、そういうのじゃないですから(少なくとも、映画では)。
とりあえず、ルーブル美術館に行きたくなる気持ちは解りました。


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