ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20060831

index 2006年8月

20060822

[最近観た予告編] 16ブロック - 16 Blocks

オススメ度予想: B?前売り特典が、ちょっと面白いですよ。
レ○ブロック型のストラップ。
16個じゃなくて、1個だけど。

裁判に出廷する証人を16ブロック(区画)の距離だけ護送する、
という簡単な任務のはずが、
NY市警のほかの刑事たちが、その証言を阻もうと、
証人と、彼を護送中の刑事を襲撃する、
みたいな話。

ブルース・ウィリスさんが刑事役というと、
ついつい『ダイ・ハード』シリーズが思い出されますね。
ああいうド派手なのじゃなくて、
ちょい派手め、くらいの感じかな?

話の大筋は『アサルト13 要塞警察』を連想してしまいました。
要塞警察はクローズドスペースが舞台でしたけど、
それの、オープンスペース版。

『16ブロック』が面白そうかどうかを見極めるために、
同じ監督の『リーサルウェポン』借りて観てみるか。

何日か前にも、同じようなアングルの写真使ったなぁ(ただし別猫)

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20060821

『時をかける少女 絵コンテ』ゲット

(『トキカケ』鑑賞記その1その2その3その4
私が行く先、行く先品切れで、
なかなか手に入らなかった『トキカケ』の絵コンテ。
やっと手に入りました。
5回目を観に行った劇場で。
今回行ったところは、在来線で片道1時間半くらい。
旧き佳き映画館、って感じのシアタでした。

絵コンテ観ると、また「ほーぉ」って感じ。
カットされたシーンもあるんだね、とか。
あ、でも、
一つだけ使ってほしかったカットがあったなぁ。
投げられた消火器を躱すシーンがあるんですが、
絵コンテでは、その直後にいいカットが入ってるんですよ。
たぶん、流れを重視して泣く泣くカットされたんじゃないかと、
勝手に妄想しております。

柵の向こうにも(見える?)

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20060818

東京フレンズ The Movie - Tokyo Friends

オススメ度: D+もし私が大塚愛さんのファンだったなら、
オススメ度はB-くらいにしたかもしれない。
それくらい、ファンなら楽しめる、というか、
脳内同棲生活シミュレーションができる映画。
監督が大塚愛さんのファン、とかいうオチじゃないですよね?

すいません、ほかにいいところ(?)が見つかりません。
物語も、登場人物の感情も、流れが途切れまくりだし、
無意味に引きの画で長回しすぎ。
表情が見たいところでは、ちゃんと表情を見せてほしい。
見せないなら、見せないなりの撮り方があると思います。

「私に歌を教えたのは、アンタでしょう!」(予告編より抜粋)
と吐露するシーンは、ちょっと泣けるかも、
と期待してたんですが、裏切られましたしね。

結論として、全面的に撮り直してほしい、と。
なんか、話の大筋と、ドラムにネクタイ、ってあたりが、
『NANA』を意識させるのも、ちょっとなぁ。

バンダナ巻いて、お洒落さん

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20060816

すごい混んでた…

今日も、いつも通ってるシネコンに行ってみたのですが、
ちょっとありえないほど混んでた…orz

チケット売り場の列が2時間待ち、って、
待ってる間に、フィルム1本終わるじゃん!
というバカらしい状況だったので、
今日は映画観るのやめました。

そのせいというわけでもないんですが、
PSPを衝動買いして、ストレス発散。

ごちそうさま

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20060815

[最近観た予告編] デスノート - the Last name

オススメ度予想: D?(前編の感想はこちら
最早1μgも期待していない『デスノート』の予告編を観ました。
前編のヒドさのせいもありますけど、
ちっとも面白そうに見えないんですが…。

(以下、原作を読んでる人にしかわからないような予想)

監禁シーンは再現されるようですが、
そこから夜神月と弥海砂が解放されてからの流れは、
2時間くらいじゃキツいと思うんですよ。
つまり、ヨツバ編なしで終わらせるように、
シナリオ大幅書き換えかな、と読んでいます。
第2のキラのビデオも、時間の節約のために、
さくらテレビを絡めずに直接、捜査本部へ、
という可能性もあるかな。
それから、キラが心臓麻痺以外でも殺せる可能性について
Lが気づくのは、南空ナオミの自殺からかな、とか。
というか、Lがさらりと
「心臓麻痺以外でも殺せると思ってました」
とか言い出しそうな悪寒。

こういう読みを展開していくと、
原作で私が好きなシーンは、軒並みカットされることに…。
原作単行本3巻に収録の『激走』の回とか、
同5巻の『仲間』の回とかは、
きっと再現はされないのでしょう。
再現されたとしても、期待はできませんけど。
L vs キラの劇的な決着も、
原作のようなものは観られないだろう。

はあぁ(溜め息)。

こうやって、
あらかじめ期待しないでおくことで、
ホントにつまらなかったときに
落ち込まないようにしているのです。

そういえば、
藤原竜也さんがノートに書く文字は、
夜神月の緻密な性格に似合わないような気がするのですが。

期待しなさすぎニャ

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20060814

ユナイテッド93 - United 93

official web site(予告編自動再生)
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すいません、
この作品については、あまり兎や角言いたくないので、
観ました、という報告まで。

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20060813

スーパーマン リターンズ - Superman Returns

オススメ度: B
official web site(ファンファーレ的BGM付)
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オープニングテーマ聴いただけで、テンション上がりました。
スーパーマンは、やっぱりカッコいいですね。
ブラックなジョークもちりばめられていて、
けっこう笑えたし、
軽く楽しめる感じの雰囲気です。
船にビリヤード台がおいてあるシーンも、
フツウの映画なら、ちょっと萎えるところですけど、
本作では、バカなことやってんなぁ、と笑い飛ばせます。

ただ、映画としてどうか、って言う話になると、
ちょっと微妙。
上映時間が2時間半くらいあるわりに、
なんか、序章的な話で終わってる感じなんですけど。

21世紀版、ということで、
シリーズ化するのかしら?
というか、ここまでお膳立てしたら、
1本で終わらせるのは勿体ない、
と考えるのが自然か。

ということで、次回作に(勝手に)期待。

ちょっ、ちょっと近寄りすぎ

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20060812

時をかける少女(4回目)

オススメ度: A+(『トキカケ』鑑賞記その1その2その3
4回目ともなると、
最早、ネタとして観に行っていると思われても
仕方のないレベルですが、
観たいんだから、しょうがない。

で、実は、
私が住んでいる県内では、
上映が終了してしまいました。
来週には、同県内の別の映画館で上映開始ですが、
それまで待ちきれないので、
新幹線に乗って、観てきました。

つまり、ここまでして観たい、
と思えるだけの魅力があるってことです。
こんなにいい映画なのに、
上映館が少ないのが、残念でならない。
こうして、何度も観られる環境にある私は、
ラッキーです。

今回は、土地柄のせいか、
上映時間帯のせいか、
観客のリアクションがわりと大きくて、
笑えるシーンでは、しっかりざわついてました。
シアタも、いつも行ってる最新設備のところと違って、
なんだか、ちょっと懐かしい感じの造りで、
けっこう大きなシネコンなのに、和みました。

床ゴロン4

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20060810

ソウ - Saw

オススメ度: ADVDも持っている『SAW』。
映像がクールで、好みのタイプです。

主人公のゴードン医師とアダムがおかれた
あのシチュエーションは、ホントに怖いです。
「逃げたければノコギリ(Saw)を使って、
 鎖ではなく足を切って逃げろ」って状況で、
冷静でいられようか?(反語)
そして、ゴードンの最後の決断に涙。
直後の真犯人『ジグソウ』登場で、驚愕。
最期のアダムの絶叫は最早、痛快ですらある。

結末は、意外とか、騙された、とか、
そういうレベルの話じゃないです。
サッカーの試合をしてたつもりなのに、
走者一掃の3塁打で逆転サヨナラを決められたような感じ。
だから、人によってはツマラナイ映画かも。

ジグソウの、これまでの標的の話も出てきますが、
これまた痛そう!
カミソリだらけの部屋とか、
時限式口裂け女マシン(?)とか。
生きながらにして腹を裂かれた人は、
『踊る大捜査線 the movie』でもいましたね、
そういえば。
この辺は、言ってみれば刺身のツマみたいなもので。
というよりも、
こういうシーン群で、観客の冷静さを奪おう、
という魂胆?
だとしたら、私はまんまと乗せられました。

床ゴロン3

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20060809

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち - Crimson River 2

オススメ度: C-
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こないだ、テレビでやってましたっけ?
これは、全然だめですね。
アクションシーンは超カッコいいんですけど、
それだけ。

オチ、というか、最後の20分くらいの展開は、
途中で完全に読めました。
しかも、想定したより3段階ショボい演出。
展開が読めるだけならいいんですが、
こういうのは、本当に凹みます。

はあ(溜息)。

あ、地下の資料室みたいなところのシーンを元に作った、
「劇場では携帯off」のショートフィルムは、
おかしかったです。
本編よりも面白かった。

床ゴロン2

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20060807

アイランド - Island

オススメ度: C+ちょうど1年くらい前に公開だった『アイランド』。
同時期に公開された『スターウォーズ・エピソード3』では、
オビ=ワンを演じたユアン・マクレガーさん主演作でした。

予告編はカッコ良かったです。
ただ、予告編だけの方が良かった。
本編のほうは、
カッコいい予告のおかげでオチがバレバレだし、
正直、何というか、安っぽい。
映像も、設定も。

ちょっと、
いろいろなテーマに手を出し過ぎのような気がするんですよね。
もっと的を絞ってくれれば、
心地よい映画になったかもしれない。
いや、ならなかったかもしれない。

単に、派手なアクションが観たいだけなら、どうぞ。

床ゴロン

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20060806

カーズ(吹替版2回目) - Cars

オススメ度: A+
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吹き替え版字幕版を1回ずつ観た『カーズ』を、
また観てきました。

いいものは、何回観てもいい!

まだまだ観たいですね。
というのも、
クルマをモチーフにした隠しアイテム(?)を、
探し足りないから。
今回、新たに、テールランプ型の花に気がつきましたが、
まだまだありそうな予感。

あ、観るなら、できればデジタル上映で。
夜景とか、ボディの映り込みとか、
キレイすぎ。

ああ、早くDVD化されないかなぁ。

あーつーいー

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20060805

時をかける少女(3回目)

オススメ度: A+すでに2回観ましたが(1回目、そして2回目)、
懲りずに、また観に行ってきました。
私が通ってるシネコンでは、
朝一番か、深夜の上映しかなかったので、
今朝は、早起きして。

回を重ねるごとに、観客が多くなってる気がするのは、
思い過ごしでしょうか?
今回なんか、朝8時台からの上映回だったのに。
口コミで(?)、面白いってことが広まってるのかな、
と、うれしくなります。

たいていの作品は、何回も見ると、
次第に感動が薄れるはずなんですけど、
『時をかける少女』は例外。
「3回目の7月13日午後4時の踏切」シーンは、
何度でも私の胸を鷲掴みます。
「嗚呼! 真琴が彼らとすれ違った瞬間が!!!」←My心の声

最後のタイムリープのシーンも、大好き。
その決断の、揺るぎなさが。

あ、そうそう、やっぱり、
紺野真琴には高いシンクロ率で感情移入してる、
ということでファイナルアンサ。

ていうかですね、この映画はアニメで正解。
実写じゃ、わざとらしくなっちゃって、
萎えそう。

ドアップ

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20060803

スウィングガールズ - Swing Girls

オススメ度: B-今週末、テレビでやるらしい『スウィングガールズ』。
別に、ただで宣伝してるわけじゃないですが、
折角のタイミングなので。

この映画は、
最後の演奏会のシーンまで堪えられるかどうかが
カギです。
ちょっと、そこまでの道のりがつらい。
なんだか、散漫。
でも、最後の演奏シーンだけは、すばらしい。
私は泣けました。かなり。
なんだか、甲子園の決勝戦を見るような、
そういう雰囲気の感動でした。

最後だけ見て泣ける、というものでもないので、
アンバランスでも、散漫でも、
全部観ないわけにはいかないんですよね。
出演者たちが、撮影開始まで楽器を触ったことなかった、
という、前提条件も込みで。
本当かどうかわかりませんが。

使い損ねた中途半端な写真

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20060802

シークレット・ウィンドウ - Secret Window

オススメ度: B+一昨年か、これ。
急にこの作品を思い出したので、書いてみます。
別に、デンゼル・ワシントンさん主演『デジャヴ』(来年公開のはず)の
公式サイトがまだなかったから、
その代わり、ということじゃないですよ?

けっこう面白かった。
うん。
ジョニー・デップさんの眼鏡っぷりもカッコいいし。
ラストも、鬼気迫る演出で、
好みのタイプ。
ありがちと言えばありがちなオチでしたけど、
さすがスティーヴン・キングさん原作らしい持っていき方です。
この「持っていき方」というのは重要です。

ただ、「ジャックダニエル」の一言で、
アル中だったということを連想できるかな?
と、疑問に思わないではなかったです。

なに生意気な顔してんの?

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20060801

[最近観た予告編] イルマーレ - The Lake House

オススメ度予想: B?
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どうも聞き覚えのあるタイトルだと思ったら、
韓国映画のリメイクなんですね。

キアヌ・リーヴスさん×サンドラ・ブロックさんといえば、
『スピード』以来の顔合わせ?
私、あまり恋愛映画は観ない人なのです。
予告編がわりと自然に繋いであるように見えたので、
ちょっと期待して観に行ってもいいかな、
と思っています。

ちなみに、公式サイトが、
フルスクリーンで見る前提になってるのが、
ちょっと惜しい。
しかも、1280*1024あたりのディスプレイを想定してるっぽい。
そんなに大きなディスプレイ、普及してます?
こういう独善を見ると、
ちょっと萎えます。

やっぱり片足が…

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