ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20060731

index 2006年7月

7/30: 宇宙戦争 - War of the Worlds
7/29: ゲド戦記 - TALES from EARTHSEA
7/28: 時をかける少女(2回目)
7/27: スパイ・バウンド - AGENTS SECRETS
7/25: コンスタンティン - Constantine
7/24: 亡国のイージス
7/23: 時をかける少女
7/22: [DVD] スタンドアップ - North Country

7/20: 炎のメモリアル - Ladder 49
7/19: 親切なクムジャさん - Sympathy For Lady Vengeance
7/18: 姑獲鳥の夏
7/17: ミュンヘン - Munich
7/16: パイレーツ・オブ・カリビアン: デッドマンズ・チェスト
Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest
7/15: 日本沈没
7/14: 輪廻
7/13: ダニー・ザ・ドッグ - Danny, The Dog
7/12: 交渉人 真下正義 - Negociator, Mashita Masayoshi
7/11: 容疑者 室井慎次 - The Suspect, Muroi Shinji

7/10: オリバー・ツイスト - Oliver Twist
7/9: サイレントヒル - Silent Hill
7/8: ブレイブ ストーリー - Brave Story
7/7: Cars - カーズ(字幕版)
7/6: アサルト13 要塞警察 - Assault On Precinct 13
7/5: プロミス 無極 - Promise
7/4: ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女 - The Chronicles of Narnia:
The Lion, The Witch and The Wardrobe
7/3: タイヨウのうた(2回目) - A Song to the Sun
7/2: 着信アリ final
7/1: カーズ - Cars(吹き替え版)

ラベル:

スーパーマン・リターンズの、前売り券を買いにいってみた

オススメ度予想: A?先週、2回目の『時をかける少女』を観に行ったときに、
そろそろ買っとこうかな、と思い立って、
『スーパーマン・リターンズ』(予告編の感想はこちら)の前売り券を、
いつも行くシネコンのグッズ売り場で注文してみたのです。
すると、

在庫切れ、

って言われました。
みんな注目なのね。やはり。
ネットで本作について検索する人も、多いようだし。

私、先行上映で観る気満々なんですけど、
これでショボかったら、凹むなぁ…。

また入り口の前に陣取って

ラベル: ,

20060730

宇宙戦争 - War of the Worlds

オススメ度: A-去年の今頃、超話題だった『宇宙戦争』。
正直、オチとか、ラストシーンとか、
前時代的な宇宙人描写はイマイチでしたけど、
ダコタ・ファニングさん演じるレイチェルに感情移入すると、
非常に怖い映画です。
この作品を劇場で観られた私は幸運です。

まず序盤、
宇宙人による虐殺シーンを目の当たりにした
レイチェルの叫びと表情にやられました。
そのあともレイチェル目線で観ていくと、
車で避難中に、徒歩の避難者たちによる略奪に遭うシーンは、
人間の嫌な面を見せつけられて、ホントに怖かったですし、
トム・クルーズ演じるお父さんは、ホントに頼もしく見えました。

猫生相談中

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20060729

ゲド戦記 - TALES from EARTHSEA

オススメ度: B-
official web site(BGM『テルーの唄』)
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さすがスタジオジブリ、と思わされる動きでしたけど、
物語としては、ちょっと「?」。
わりと、こぢんまりとした話なのに、
『戦記』っていうのは、どうかな?
とか、根本的なところにつっこんでしまいます。
こぢんまりというか、3部作の真ん中みたいな雰囲気。
と、またしても原作を知らずに適当なことを言っています。

正直、予告編で見せすぎ、というのもあったのですが、
見せすぎにならざるを得ないくらいの内容だった、
と意地の悪い解釈もできます。
同系統のジブリ作品で言えば、
『ハウルの動く城』のほうが見応えはあったような。
というか、そもそも「面白いかどうか」、
という評価基準で測れない感じ。

「頑張って生きなきゃな」という教訓は得られました。
『もののけ姫』以上に。

今、まさに、飛びかからんとす

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20060728

時をかける少女(2回目)

オススメ度: A早くも2回目を観てまいりました、
時をかける少女』。
ちょっとした常習性があります。
というか、紺野真琴に惚れた?
どっちかというと、
彼女に感情移入してると思ってたんですけど。

2度目でも、心に響くなぁ。
1回目と違って、展開がわかってるので、
響く心構えができるのがいい。
そして、展開がわかっていても、泣ける。

ああ、それから、
「魔女おばさん」こと芳山和子も、いい。
ああいうキャラを目指したいです。

追伸: 3回目を観てきました。

置物みたいPart2

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20060727

スパイ・バウンド - AGENTS SECRETS

オススメ度: C+なんでまた、大してヒットしたわけでもないフランス映画を
今頃、取り上げるのでしょうか、私は…。

この映画は、まず、予告編が失敗。
あの予告編だと、
ハリウッド的アクション&サスペンスを想像してしまいます。
正直言って、そのイメージとは裏腹に地味です。
主人公の女スパイ・リザがもっと前面に出るのかと思いきや、
そういうわけでもなく。

映像の組み立て方は、わりと好きですけどね。
接線連続な感じで。
あまり期待せずに観たので、
まあ、そこそこ良かったかな、と思いました。
何かを期待してみるほどではないとは思いますが。

短足…?

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20060725

コンスタンティン - Constantine

オススメ度: C+去年のゴールデンウィーク映画でしたっけ?
『コンスタンティン』。
アメコミ原作ということですが、
まあ、言われなくても、そんな感じ。
地獄のシーンのCGが、やたらと安っぽいのは、
わざとですよね?

とりあえず、キアヌ・リーヴスさんは、
『マトリクス』シリーズのときよりカッコ良かったです。
『スピード』には及びませんけど。
最後の最後で、煙草を吸うのかと思いきや!!???
というオチが、わりと好きです。

物語には、ヒネリがないというか、
抑揚の付け方がイマイチ。
ルシファーとガブリエルの件は、
意外だと思う人もいるのでしょうか?
というか、続編作るのかなぁ?

「映画史に残る名作」みたいに喧伝されていたわりには、
キアヌ・リーヴスさんがカッコいいだけだった、
という、そういう映画でした。

(ごめん、サーバ不調で、画像アップできず…orz)

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20060724

亡国のイージス

オススメ度: C昨日の投稿とヘラルド映画つながりで、
去年の今頃公開だった『亡国のイージス』。
ストーリーは日本版『ザ・ロック』みたいな感じです。
あれだけ豪華なキャストなわりに、出来はイマイチ。
何がいけなかったんでしょうね。

演出が、わざとらしい?
いや、わざとらしいというか、
なんかノれない。
サビがなくて、ずっとAメロ、みたいな感じ?

印象に残るシーンもないではないですけど、
『亡国のイージス』観なくても、
別の作品を観ればいいか、という評価。

避難訓練

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20060723

時をかける少女

オススメ度: A原田知世さん主演でヒットした1983年の作品の
続編的なアニメーション映画です。
より正確には、原作小説の続編的、というべきですが。
舞台は、現代の東京です。

奔放な女子高生・紺野真琴が時間を跳躍する能力を得て、
最初は、やりたい放題やるわけですが、
その過程で、大事なことに気づいて、
少女は一回り成長することになるわけですよ。

アニメなんで、いかにもアニメっぽいところもありますけど、
いい空気感が好みです。
下手な実写映画より現実的ですし。
なにより「描きすぎない」ところがいいです。
単に話を端折ってるわけじゃなくて、
うまいこと観客の想像力をかき立てる演出で、
シーンとシーンの間とか、登場人物の将来のこととかに、
自然と思いを巡らせられるんです。
そして、切ない余韻。
これは、何度でも味わいたいです。
なので、また観るかも。

しかし、私が行った劇場では昨日公開だったのに、
いやにお客さんが少なかったな…。
みんな『パイレーツ・オブ・カリビアン』の方?

超細かいツッコミをしておくと、
交叉点にある進行方向を指示する道路標識に「ここから」はありえない。

追伸: もう1回観ました。
____3回目も観てきました。

「クリップがうまくつかめにゃい…」

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20060722

[DVD] スタンドアップ - North Country

オススメ度: A+劇場でも観たんですが、
DVDで観直したので、感想をば。
ざっと映画の概要を話しておくと、
アメリカで初めてのセクハラ訴訟の実話に基づいた物語。

労働組合の大会での、主人公の父親のセリフが、
私の泣きのツボにピンポイント爆撃です。
これをきっかけにハッピーエンディングに邁進かと思いきや、
そうは問屋が卸さない(表現古ッ!)。
もう一波乱あるんですけど、
その法廷でのシーンでの演出が、うまいなぁ。
セリフに頼らず、うまく映像をつないでくところが、
好感触です。

それから、劇場で観たときには見逃してたんですが、
セクハラする側である男性従業員の中にも、
その行為に対する葛藤する姿がけっこうあって、
リアルでいいですね。

DVDには、劇場未公開シーンもいくつか収録されてたんですけど、
そのうち一つは、本編で使ってほしかったです。

置物みたい

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20060721

(1回休み)

すいません、
今日は、やたら眠いので、
映画の話は、1回お休み。
うちの猫ちゃんたちで、ご勘弁を。
↓↓↓

↑ちょっとした通行の妨げ

「怠け者な管理人ですニャ」

ラベル:

20060720

炎のメモリアル - Ladder 49

オススメ度: A邦題が、ちょっとorzな感じですけど、
中身は、いいですよ。
1年以上前の作品について、こんなこというのも何なんですけど、
これは、シアター向き。
シアターで観るのは諦めてもらうとしても、
一見の価値ある映画です。
9.11テロで殉死した消防士へのリスペクト、
ということなんですが、
直接的な手法ではないところに好感。
1人の人間としての消防士が、
リアルに描写されています。

なにより、ジョン・トラボルタさん演じる隊長のスピーチが、
素晴らしいです。
映画の構成としても、このスピーチ重視な感じで。
言葉でグッとくる、っていうのは、
私としては、わりと珍しい感じなんですけど。

みなもさん、ダレすぎです。特に右足。

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20060719

親切なクムジャさん - Sympathy For Lady Vengeance

オススメ度: Bクムジャさん、怖いです。
復讐の鬼です。
でも、親切です。
その行動、言動の根底に「親切」がある、
という感じです。

オープニングから、なかなかに流麗で期待させられます。
演出面も、スクリーンを広く使って、
空間を生かした感じの心理描写が好感。
所々せわしなくて、荒っぽいところもありますが、
そこには目を瞑ります。

個人的には『オールドボーイ』の方が好みですが、
『親切なクムジャさん』も、
もう一度観たいな、と思える作品です。

ちなみに、劇場公開時のレイティングは R-15 でして、
かなりの量の血液が出演(?)します。
心臓の弱い方などは、気をつけてください。
実際、凄惨なシーンで席を立つ人もいました。

麗らかな昼下がりごっこ

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20060718

姑獲鳥の夏

オススメ度 - C+「うぶめ」と入力して「姑獲鳥」と変換できたことは、
ちょっと意外でした(※ことえり使用)。
それは兎も角、京極夏彦さん原作の『姑獲鳥の夏』。
京極作品は読んだことがないので、
どんなもんなんだろう、
という興味もあったのですが、
というか、
あの、製本技術の限界に挑んでいる感じの分厚い小説が、
果たして、自然に映画化されてるのかどうか、
という点が気になってました。

なんというか、演劇的な演出で、
象徴的なシーンが多かったな、という印象。
この演出は、作品の雰囲気に合ってるかもしれない。
ただ、京極堂(by堤真一さん)のセリフは、
全般的に長過ぎて、説明的過ぎます。
原作のままなのかもしれませんが。
京極作品を読んでる友人の弁では、
堤真一さんas京極堂は、違和感があるようです。

そんなわけで、
元も子もない言い方をしてしまうと、
この作品の見所は、
原田知世さんと、田中麗奈さんです。

ドア、開けて…?

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20060717

ミュンヘン - Munich

オススメ度 - A「真の、平和とは」ですよ。
意外だったのは、R-15 ではなく PG-12 だったこと。
かなりの残虐シーンもあったのですが、
これは、映倫の良心ということでしょうか?

長く余韻が残る作品ですね。
ああ、つまるところ、
復讐が何を生むのか(反語)、という話です。

すいません、
あまりうまい言葉が浮かばないので、
とりあえず観てみてください。
百聞は一見にしかず。

前もこんな画使ったな…

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20060716

パイレーツ・オブ・カリビアン: デッドマンズ・チェスト - Pirates of the Caribbean: Dead Man's Chest

オススメ度 - A-私、実は天の邪鬼なもので、前作は観てないのです。
なんとなく、みんなが観てる、という状況で観るのが癪で。
が、すいません。考えを改めました。
これは、面白い。ただ単純に笑えます。
こういうスラップスティックは、好きなんですよ。
ホントに、ドタバタしっぱなし。
もっと笑いの渦でも良かった気もするんですけど、
観客の皆さん、意外と静かでした。
遠慮してたのかしら?

なんとなく、話の展開はメリハリが弱かった感じはします。
というか、ありがちといえばありがち、というか。
映画として面白かったから、問題はありませんけど。

あ、それから、一つ重要なお知らせ。
エンディングのスタッフ・ロールは眠くなるほど長いですけど、
そのあとに、もうひと笑いできるシーンが隠されてますので、
途中で席を立ってしまわないでくださいね。

ちょっとシッポが右曲がり

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20060715

日本沈没

オススメ度 - B-豊川悦司さんは、マジでカッコいいですね。
この『日本沈没』で再認識しました。
予告編だと、なんだか傲慢な学者風の役に見えますが、
もっといい感じの人です。
子供っぽいところもあるけれど。
豊川さんが良すぎて、
主演の草彅くん、柴咲さんがちょっと霞みました。

パニック・ムービーに分類されるのでしょうけど、
映像的には、そんなにパニックじゃなくて、
一般市民のパニックと、識者の奔走のバランスは、
『デイ・アフター・トゥモロー』くらいの感じ。
なんとなく、『ディープ・インパクト』を彷彿とさせるシーンもありましたね。

あら捜しをすると、
劇中に登場する猫が、撮影スタッフを意識しすぎ、とか、
テロップでの説明が、ちょっと過剰、とか、
深海での爆発で、そうなるか? とか。
そういう細かいところに目をつぶれば、
スペクタクル系邦画としては望外に妥協のない作りで、
見応え十分です。
積極的に薦めるほどではないですが、
観て損はないと思います。

一気呵成に沈むのかニャ

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20060714

輪廻

「優香さんの才能を無駄遣い」度 - 6点(10点中)この冬のある寒い日、
他に観るものがなくて、観たような気がしてたのですが、
違った。
思いっきり早起きして観に行ってました。
でも、大損。上のような記憶の改竄をしたくなるほど、しょぼかった。
「早起きは三文の得」とかなんとかいいますけど、
あれは、都合のいい統計だけを抜き出した結果かと。

この映画を観てる間は、全然怖さを感じませんでした。
優香さんが、あるものに追われるシーンは、
シチュエーション自体は怖いな、
と理性的に判断できるんですが、
映像がちっとも怖くない。
なんというか、ホラー映画になり損ねた、
という雰囲気。
「恋」と書こうとして「変」って書いちゃった。
そんな感じ。

それから、予告編で見せすぎです。
途中でラストシーンが完全に予測できたっつーの。
ほんと、予告編を作る人は気をつけてほしいです。
優香さんの拘束衣姿とか、
堂々と使っちゃダメですよ。

しかしまあ、優香さんの演技がいいだけに、
もったいなさ過ぎる。

近ッ!

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20060713

ダニー・ザ・ドッグ - Danny, The Dog

「ピアノに注目」度 - 8点(10点中)ジェット・リーさん主演(asダニー)ですから、
アクションは当然、華麗です。
派手すぎない、わりと素朴な演出なので、
ワイヤーアクションバリバリな映画に辟易している人は、
ちょっとホッとできるかも。
いや、まあ、ワイヤー使ってないわけじゃないと思いますが。

この映画では、悪役が本当に嫌な感じに演出されていて、
おかげで主役が引き立ちます。

ラストシーンは、ガッツリ泣いてしまったんですよね。
モーガン・フリーマンさん演じる盲目のピアノ調律師サムの、
お孫さんがピアノを弾くシーンなんですが、
演奏前の、ダニーとサムのやり取りで、
既に目に涙がたまってたんですけど、
演奏するピアノが、…ごめん、
ネタバレになりすぎるので、これ以上書けません。
曲目は兎も角、ピアノ自体にも注目。

メグ・ザ・キャット

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20060712

交渉人 真下正義 - Negociator, Mashita Masayoshi

「要『ユースケ・サンタマリア』断ち」度 - 7点(10点中)昨日脈絡もなく『容疑者 室井慎次』を取り上げたので、
その流れで、今日は『交渉人 真下正義』。

かっこいいですよ、國村隼さんが。
ああいう、ちょい頑固おやじ系をやらせたら、
右に出る者がありませんね。
ビシバシと地下鉄司令所で指示を出す姿に
しびれます。

犯人が乗っ取った地下鉄車両「クモ」を、
スピルバーグ監督『激突』のタンクローリと対比した人がいましたが、
さもありなん、というか、激しく同意。
『激突』で追われるのは、1人の男だけど、
『交渉人 真下正義』で追われるのは、100万の乗客。
ギリギリな緊迫感です。
下手なホラー映画よりも怖いです。

ユースケ・サンタマリアさんがカッコいい役をやるので、
バラエティに出る彼を、
半月くらい見ないようにした方が良いと思います、
というのが、冒頭のユースケ断ち。

CGが安っぽいのと、
脚本が解りやすすぎるのと、
Error表示のインパクトが弱いのが気になります。
でも、
『踊る』シリーズ好きなら笑えるシーンも沢山あるし、
ファンでなくても、楽しめる作品。

下で姉さんが寝てるので、静かに!

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20060711

容疑者 室井慎次 - The Suspect, Muroi Shinji

「配役が大局的最適解」度 - 10点(10点中)昨夏の作品ですが、
大好きな『容疑者 室井慎次』が今日のお題です。
大好きなわりには、まだDVD買ってないですけど。

何が素晴らしいって、キャスティングが、最高。
あれ以外、無い、と思いますし、
出演者たちが、役と同化したように感じるほど。
で、今回は、脚本書いてる君塚良一さんが監督でしょう?
間の取り方とか、完璧。
ちょっと「象徴的すぎる」ようなシーンもありました
(灰島弁護士事務所でのシーンとかは、
ちょっと演劇っぽすぎた)けれど、
作品の魅力が損なわれるようなことはありません。

なにより、ちょっとした仕草とか、
去り際の何気ないセリフとかが、
隅々まで『踊る大捜査線』を感じさせる。
そんな映画。

それと、『踊る』シリーズは、予告編が絶妙です。
この作品の場合も、一見すると、
「ちょっと見せすぎかな?」と見える感じだったんですけど、
全然そんなことなくて、
むしろ、その予告編のおかげで、さらに気分が盛り上がるような。

「ここが見所」みたいなポイントが挙げられないんですよ。
むしろ、「全部、見所」と言いたい。
ベタ褒めすぎですかね?

床がひんやり

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20060710

オリバー・ツイスト - Oliver Twist

「こんな弟が欲しい」度 - 8点(10点中)脈絡もなく『オリバー・ツイスト』。

無垢。
こんな弟がいたら、めっちゃ可愛がります。
ホントにいい子です、オリバーは。
でも、時代背景は過酷なので、大変です。

どうも、小説の原作があるそうで、
ああ、言われてみればそんな感じ、
というシーンも。
演出は、上品な感じで、好きです。
でも、まあ、
スクリーンが見えないほどの涙が流れることはないです。
つまり、おすぎさんがしゃべってたCMは、
ちょっと言い過ぎ。

何企んでるんだか…

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20060709

サイレントヒル - Silent Hill

「怖いというより、グロい」度 - 6点(10点中)
official web site(風の音付き)
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正直な話、怖いのは前半だけで、
後半は、過去の因縁だとかを語られる感じになって、
なんだかダレました。
いや、正確に言うと、
後半にも怖い感じのシーンはあるんですが、
前半で慣らされていて、別に怖く感じない、というか。
前半の怖さも、直接的でグロテスク系。
お化け屋敷的、とも言えます。
でも、まあ、最近公開のホラーと較べると、
着信アリ』や『オーメン』よりは
だいぶいいです。
カメラワークは、映画として自然ですし。

物語の持っていき方は、いかにもゲーム的。
ゲームのリプレイ画面を見ているような感じ。
うまいプレイヤのリプレイを映画用に撮り直したような。
(またしても、原作を知らずに適当に言ってますが)

今回の興行が成功したら、続編を作る気があるのかもしれない。
そう感じさせる終わり方でした。
と、またしても適当なことを言ってみます。

今度は、メグがおネム

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20060708

ブレイブ ストーリー - Brave Story

「配役はいいのになぁ…」度 - 7点(10点中)単純に豪華なキャストというだけでなく、
それぞれ、ちゃんと役にハマってる感じ。
というか、本来声優でない人が声優をやって失敗すると、
キャラクタの顔が演じている人の顔に見えてくるんですけど、
それはなかったです。

物語は端折りすぎ、圧縮しすぎです。たぶん。
またも、原作を読まずに適当なことを言っておりますが。
でも、なんと言うか、
なぞらされてるだけのように感じるんですよね。
それなら、あらすじだけでいいです、と。
感情移入できませんでした。
最後のオチも、感動する流れのような感じなんですけど、
そこにつながるあらゆる演出が浅くて、欠伸が出ました。

あと、単純にアニメーション映画としても、
所々、詰めの甘いところがあって、
萎えました。
カット割りが不可思議だったり、
物理的な動きとして、イマイチだったり。
わざとらしいくらいの動きを入れるピクサー作品のあとだったせいで、
余計にそう感じるのかもしれませんけど。


おいしい夢を見たような気がする…

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20060707

Cars - カーズ

「吹き替え版の方が、やや好み」度 - 6点(10点中)吹き替え版の方を先に見ましたが、
字幕版も観てまいりました。
カッコ良さは、変わらず。
レースシーンは、前回同様、キました。
相変わらず、
ルイジ&グイドは可愛かったです。

新聞やらトロフィーの文字が日本語になるのは、
吹き替え版のみの仕様みたいですね。
DVDでは、どうなるんだろう。
オープニングのレースシーンにかぶせてあった
「ウォルト・ディズニー」とかのロゴは、
英語版の方がカッコ良かったかな。

背景にも、要注目です。
岩山の形が、ホットロッドや、テールフィンや、
キャブレータの形になってます。

字幕で1カ所だけ、
レース好きでないとわからない言葉を使ってるところがありまして、
先に(?)解説しておきますと、
レースにおける「ドラフティング」とは、
先行する車の真後ろに付いて、
空気抵抗を減らすテクニックのこと。

ところで、CGアニメはデジタル上映が似合いますね。
前回はデジタルで、今回はフィルムだったんですけど、
映像のクリアさが、段違いです。
しかも、CGだとそれが如実にわかります。


はっ!?

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20060706

アサルト13 要塞警察 - Assault On Precinct 13

「邦題は縮めすぎ」度 - 4点(10点中)この記事を書こうと思って調べるまで知らなかったんですが、
リメイクなんですってね。この作品。
それで『要塞警察』って付いてるわけですね。

主役の二人、イーサン・ホークさんと
ローレンス・フィッシュバーンさんはカッコ良かったですけど、
まあ、それだけ、という感じ。
演出の狙い所は、わからないでもないんですけど、
消化しきれてない感じなんですよね。
画面が明るすぎたのも、マイナス。

予告編はカッコ良かったのにな。


昨日の衝撃画像を拡大

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