ムーヴィーレヴューと、ささやかなネコ

毎週のようにシネコンに通う筆者<りのづか>による、どちらかというと辛口な映画評論。ネタバレにはある程度は配慮してますけど、ある程度しか配慮していません。ネコ画像のオマケ付き。2007年4月からべつやくメソッドを導入してみました。

20060531

index 2006年4月/5月

[topics] ミラ・ジョヴォヴィッチ主演作に期待

6月24日公開予定の『ウルトラヴァイオレット』、
ミラ・ジョヴォヴィッチさんが主演のアクション映画ということで、
期待せずにはいられません。
『バイオハザード』(1作目の方)は、カッコよかったなぁ。

映画の設定とかは、
『イーオン・フラックス』とカブり気味な気もします。
超人的な女性が孤軍奮闘、というところとか、
予告編でマシンガン2丁を乱射するあたりとか。
そんなことは兎も角、
ミラのアクションが観られるなら、
何でもいいです。

…何でもということはないか。
『バイオハザード2』は、ヘコみました。

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おもちゃで釣って、撮影に協力していただきました

20060530

クラッシュ - crash

2月から公開されていた作品ですが、
アカデミー賞(作品賞、脚本賞、編集賞)受賞を見届けてから、
3月終わり頃に観に行きました。

悔しいですが、超泣きました。
いや、むしろ全然、悔しくないです。
素晴らしく良いです。

物語の中盤、交通事故現場で、
車内に閉じ込められた女性を、
警官が必死で助けようとするシーンが、
大ヒットです。
編集賞受賞に納得。
ちょうど、
この事故(crash)のシーンがターニングポイントで、
ここからどんどん盛り上がっていくんですよ。
盛り上がる、というよりは、
絡み合っていく、という感じ。

ただ、アメリカのドラマにありがちな群像劇が苦手な人は、
このターニングポイントまでがちょっとダルく感じられるかも。

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おはようおやすみまで、暮らしを見つめる

20060529

原作を読み始めました。- THE DA VINCI CODE

- index -
映画『ダ・ヴィンチ・コード』について、
「観る前に原作を読んでおいた方がいい」
とか、
「小説の方が良かった」
とか、
「重要な謎解きが描写されてない」
とか、
そんな批判を良く目にするので、
原作(文庫版)を読み始めました。

今、上巻の半分くらい読み終わったところなんですが、
なんというか、
パリの観光案内ですか?
と、思いながら読み進めております。

読み終えたら、また、
映画との比較レヴューをお届けしようかと。

Rankingエントリ中なのです。

あ、こんなところにファブリーズ

20060528

[cats] プロフィール

- index -


映画レヴューブログですが、毎回オマケ画像に登場している、うちのCatsをご紹介。
奥のアメショは「メグ」、
手前の茶トラは「みなも」
と申します。どちらも女の子。


メグの方は、ネコのくせに、高いところが苦手。
かなりビビリで、私の撮影には非協力的です。魂を吸い取られると思っているのかも。
大食。というか、食べるのが早い。

みなもは、生後1週間(推定)のときに、
私の職場の駐車場に放置されてたのを、
うちで引き取りました。
好奇心とジャンプ力が旺盛で、
上がっちゃいけないところにも上がってやろうと、
常に虎視眈々と狙っています。
小食。というか、食べるのを中断して散歩。

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GOAL!

ちょっと前にこのブログでも紹介した『GOAL!』が、
W杯を目前にして公開です。
三部作の、その1ということですけど、
この1作だけでも、しっかり
物語として完結してるのは美点です。

サクセスストーリーなので、
主人公サンティアゴは
さくさくとステップアップしていきます。
ステップアップの描写が、
なんだかワンパターンですけど。

その過程での、サンティアゴと父との関係こそが、
今作のハイライト。
クライマックスでは、泣きましたよ。
見せすぎかと懸念していたあらすじも、
重要なところはちゃんと隠してありました。
しかし、まあ、
お父さん、絵に描いたような頑固者。
だからこそ、
"It's my son...!"
のセリフにグッときました。
と、入力しながら、涙。
ラストシーンも、
ベタといえばベタですけど、
けっこう好きです。

続編『GOAL! 2』は、レアル・マドリードが舞台らしく、
ベッカムやジダンなど、
サッカーファンでない私でも知ってるような選手が、
今作でもちょこっとだけ出演。
続編では、バリバリ出てくる?

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昨日のより、日差しがキツそうに見える?

20060527

ナイロビの蜂 - THE CONSTANT GARDENER

公式サイトでもラヴストーリー色を強く押し出している『ナイロビの蜂』です。
妻テッサが不可解にも殺害されたことを聞き、その原因を探るべく、主人公ジャスティンが彼女の足跡を追う、という物語。

陰謀や脅迫も絡んで、
なかなかにサスペンス的でもあるのですが、
なにより、
ジャスティンとテッサの、
それぞれの胸の内を思うと、
なにか、こう、ジワーっと心に沁みてきます。
ガツン、と来る感じじゃないんですよ、決して。
観賞後は、
しばし切ない余韻に浸れます。


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アフリカのような日差し

20060525

[topics] まもなく『GOAL!』公開

公式サイト
- index -

ついに今週末から『GOAL!』が公開ですね。
こないだの『ロンゲスト・ヤード』にもハマったことからも判るように、
私、基本的にスポーツ映画は好きなんですよ。
だから、リアルのワールドカップとかには
あんまり興味がないんですが、
この映画には、がっつり注目してます。
タイミング的に、『ダ・ヴィンチ・コード』とかに押され気味で、
十分にプロモーションされてるのか、
一抹の不安はありますけど。

あらすじは公式サイトの方でチェックしてもらいたいんですが、
ちょっと見せすぎでは? という印象です。
しかも、あらすじの中に誤植が…orz
いや、きっと、
ストーリーがわかってても泣けるパターンに違いない。
と、そう期待しておきます。



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ぷぃ

20060523

ロード・オブ・ウォー - 史上最強の武器商人と呼ばれた男 - LORD OF WAR

公式サイト(BGM有)
- index -

昨日、ニコラス・ケイジさんの話題が出ましたので、
今日は、私が今年一発目(1月6日)に観た映画
『ロード・オブ・ウォー』について。
これもまた彼の主演作で、もうすぐDVDが出ますしね。

まず、プロモーションからいい感じだったんですよ。
ポスターか何かに載ってた、
「戦地でもスーツ。クールビズとか、関係ない」(うろ覚え)
みたいなキャッチフレーズにやられました。

実在した武器商人の半生を追う物語なので、
冗長になるかな? と思いきや、
映像が私好みなクールさで、
エピソードの組み立て方も、絶妙。
とってもオススメです。

唯一の難点は、
オープニングの映像で乗り物酔い(?)しそうなこと。



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開けゴマ! なオマケ

20060522

[topics] カンヌの話題 - Festival de Cannes

公式サイト(仏語or英語)
- index -

開催中ですね、カンヌ国際映画祭。
何が羨ましいって、今年のカンヌで、
あの『風の谷のナウシカ』が上映されたんですって。
いいなぁ。
私も一度でいいから劇場で観てみたいっつーの!

それから、9・11テロでの実話を元にした映画、
『ワールド・トレード・センター』
の冒頭も上映されたとのこと。
オリバー・ストーン監督もさることながら、
ニコラス・ケイジ主演ということで、
期待大です。
カンヌでも好評だったらしいですし。



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補正したせいで画質荒めのオマケ

20060520

ダ・ヴィンチ・コード - THE DA VINCI CODE

公式サイト
- index -

話題作ですんで、公開初日の、しかも朝イチの上映を狙って観てきました。
もっと混雑してるかと思いきや、意外と空いててラッキー。

私は原作のほうは未読。
「原作を読んでからのほうがいい」というような評判も耳にしましたけど、
読んでなくても大丈夫でした。
小説原作の映画って、詰め込みすぎになりがちなんですけど、
『ダ・ヴィンチ・コード』の場合は、
詰め込みすぎをそれほど意識させない、ギリギリの詰め込み具合。
いや、一部、急展開過ぎる、というか端折りすぎなところもあったかな?
たまに、突然に話題が転換することも。
観客が、観ながら謎解きに挑もうとすると、映画として楽しめないな、
と思うくらいの密度ですね。
あくまで、主人公たちによる謎解きを傍観するほうが楽しめるかと。
というか、映画自体が傍観させる作りになってます。
あんまり、のめり込めないな、と。

しかし、この映画の予告編は、ちょっとどうなのかなぁ。
映画の方向性を勘違いしかねない繋ぎ方になってたんですけど。
主人公たちは、あの予告編から予想されるような窮地には立たされません。
それから、ネット上とかで見られるあらすじの文章とかも、微妙。
ダ・ヴィンチの絵自体に何か暗号が隠されてるように読める文章を目にしますけど、そういうのじゃないですから(少なくとも、映画では)。
とりあえず、ルーブル美術館に行きたくなる気持ちは解りました。


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↓オマケ↓

20060513

LIMIT OF LOVE 海猿

公式サイト
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前作「海猿」からドラマシリーズを経て
ついに完結編(?)の「LIMIT OF LOVE 海猿」です。

前作では、ボロボロ泣きましたが、
今回はポロポロ程度。
持っていったのが薄手のハンカチだったのは、
ちょっと失敗だったかな、とは思いましたが。
対策本部のキャストがバッチリなことと、
吹越満さんの演技が素晴らしすぎる点には感動でしたが、
全体的に、何というか、間が悪い、というか、
物語から浮いてる役が多い、というか。
「一秒一瞬を争うなら、
グダグダやってないでさっさと逃げろ!」
とツッコミそうになったシーンも。

連載漫画が原作のせいか、
盛り上がりどころが多いのは事実ですが、
後半は食傷気味でした。
前作はあんなに良かったのになぁ(遠い目)。


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以下オマケ。

20060501

トム・ヤム・クン! - TOM-YUM-GOONG

公式サイト
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『マッハ!!!!!!!!』で注目を浴びたトニー・ジャーの新作。
日本向けにつけたタイトルかと思いきや、
原題も同じでした。

正直な話、ストーリーとかはどうでもいいですw。
本作の見所は、
トニー・ジャーの圧倒的ムエタイアクション!
これに尽きます。
観客は、思わず、
「エェ〜エぇェエエェッッ!!!!!!」
とか叫んでしまうこと請け合いです。
ぶっ飛びすぎ、
そして、
ぶっ飛ばしすぎ。

トニー・ジャーには期待したいですね。
今後、どんな素晴らしいアクション映画を魅せてくれるやら。



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アクティヴな雰囲気のオマケ

ブロークン・フラワーズ - BROKEN FLOWERS

公式サイト(BGM有)
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2005年のカンヌでグランプリを受賞した、
静かなコメディ。
セリフに笑えるんじゃなくて、
絶妙の間とか、さりげない仕草とか、
そういう“雰囲気”に、クスクスと笑えます。
“気まずい空気”を、
ここまで描写できている映画は希有ですね。
必見。



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オマケ

ロンゲスト・ヤード - THE LONGEST YARD

公式サイト
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囚人と看守とがアメフトで試合をすることになる、
というスポーツ映画。

まず、車好きとしては、
冒頭でのベントレー・コンチネンタルGTの爆走シーンにトキメキ。
警官に停められたときのやり取りも面白いです。

刑務所が舞台ということで(?)、
「羊たちの沈黙」のパロディがあって、ウケました。
シーンというよりは、セットがパロディ。
ほかにも、映画のパロディはちりばめられてそうな予感。

それから、絶妙なタイミングで流れる「雨を見たかい」。
(Creedence Clearwater Revival "Have You Ever Seen The Rain?")
単純にその意味通りのシーンで流れるんですが、BGMだけで笑えます。
この歌がベトナム戦争を皮肉った反戦歌だとか、そういう背景は別として。

この映画は笑えるだけじゃなくて、
後半、どんどんスポーツ映画らしくなっていきますから。
競技中のシーンも、フツーにかっこいいです。
そのかっこよさに、おもわず「ぉおおっ!」とか声が出ちゃうくらい。

そうそう、
公式サイトにミニゲームもあるので、お試しあれ。



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ブレ気味なオマケ

キャッチ ア ウェーブ - CATCH A WAVE

公式サイト
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早起きして観に行った甲斐がなかったなぁ…。
加藤ローサちゃんは可愛かったし、
竹中直人さんは、さすがって感じだったんですけど、
他は、ちょっと…。
なんというか、要するに、
「金返せ!」って気分。

まあ、でも、Def TechのMicroさんが出ていたサーフィンシーンはかっこよかった。



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オマケ(やや下光源)